米大統領が組織した中東和平担当チームとの連携に意欲を見せるパレスチナ自治政府のアッバス議長=ヨルダン川西岸ラマラの議長府で5月31日夜、大治朋子撮影 【ラマラ(ヨルダン川西岸)で大治朋子】パレスチナ自治政府のアッバス議長(82)が、ヨルダン川西岸ラマラの議長府で毎日新聞と会見した。アッバス氏は、トランプ米大統領がクシュナー大統領上級顧問らの中東和平担当チームに、パレスチナ、イスラエルから和平について聞き取り調査を行うよう指示したと明らかにした。アッバス氏の側近によると、クシュナー氏の率いるチームは早ければ月内にも双方の代表団をワシントンに招き、意見聴取を開始する見通しという。 アッバス氏は、イスラエルがヨルダン川西岸や東エルサレムなどを占領、併合した第3次中東戦争(1967年6月5~10日)から半世紀を迎えるのを機に、会見に応じた。トランプ氏の5月後半の中東歴訪以降、アッバス氏がメディアの
【エルサレム大治朋子】パレスチナ自治政府のアッバス議長は毎日新聞の取材に、トランプ米大統領が掲げる「歴史的和平ディール(取り決め)」への強い期待感を示した。1967年6月にイスラエルがヨルダン川西岸や東エルサレムを占領、併合した第3次中東戦争から半世紀。イスラエルに強い影響力を持つとされるトランプ氏の偉業への「渇望」をテコに、占領終結の糸口をつかみたい思いがにじむ。だが、その活路は見えていない。 トランプ氏は5月後半の中東歴訪でアラブ諸国との連携強化を強調したが、「パレスチナ国家」や、その建設を目指す「2国家(共存)解決」を口にしなかった。 この記事は有料記事です。 残り347文字(全文621文字)
ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は3日、パレスチナ自治政府のアッバス議長とホワイトハウスで会談し、イスラエルとパレスチナの和平実現に向け、自ら仲介役を果たすと宣言した。 共同記者会見の中でトランプ大統領は、イスラエルとパレスチナに対して直接交渉を通じた和平の実現を呼びかけ、「暴力と憎しみの扇動」を阻止するために協調するよう促した。 アッバス議長は2国家共存による紛争の解決を支持すると述べ、東エルサレムをパレスチナの首都としたい意向を改めて強調。「あなたの指導力の下、あなたの勇気ある統率と見識の下、そしてあなたの素晴らしい交渉力の下で、歴史的和平合意の実現に向け、我々は真のパートナーになれると確信する」と語り、和平交渉の仲介役としてのトランプ大統領に期待を示した。 トランプ大統領はパレスチナとイスラエルに対し、1993年に調印されたオスロ合意の履行を求めると表明。近い将来、アッバス
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