1月21日、「ミシュランガイド」の2019年フランス版が発表された。10名に及ぶ日本人シェフが新しく星を獲得した。ここ数年、日本出身の料理人がフランスのレストランで活躍し、ニューヨークタイムズなどの欧米メディアもその現象を報じている(1)。 日本のメディアも、日本出身の料理人の活躍を伝えている。昨年11月には、NHKがパリの3つ星レストランで働く安發(あわ)伸太郎さんを主役とし、ドキュメンタリー番組を放送した(BS1スペシャル「フランス料理に新風を~若き日本人シェフ創作の極意とは~」)。 高級レストランは夢を売る場所だ。だが、筆者がフランスでの経験がある料理人数十人にインタビュー調査をしたところ、低賃金で超長時間労働をしたという話が多く聞かれた。 夢をつかもうとする料理人たちの光と影――日本人料理人たちは、どのような働き方をしているのだろうか。 渡辺直美、本田圭佑とCM共演 安發伸太郎さん
![フランスで活躍する日本人シェフたちの「客が知らない裏側」(藤田 結子) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d624a47ed907a96e8dcddbe7b50da17d01150873/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2Fe%2F1200m%2Fimg_5ed92f6e966265a9ddd3c6017906066c213886.jpg)