サーバ、ネットワーク機器などのIT機器が必要とする電力や、そこから二次的に発生する温室効果ガスの削減を目標とした「グリーンIT」の動きが活発になっている。NECでも包括的な環境対策を打ち出した「REAL IT COOL PROJECT」を発表しているが、同社のブレードサーバの運用管理では、すでに具体的な電力削減が可能になっている。 「2008年~2012年までに温室効果ガスの排出量を1990年比6%削減」を掲げる京都議定書の第一約束期間が、いよいよ始まる。地球温暖化は文字通り地球規模の危機であり、誰も無関心でいることはできない。ハイブリッド車や省エネ家電などが注目を浴びていることでも分かるように、二酸化炭素排出量削減の努力は各業界で進んでいる。しかしながら、日本の二酸化炭素排出量は1990年から2005年では、逆に8%の増加となっているのが実情だ。中でも、オフィスビルやIT機器など業務分野