中国の独立系メディア「財新」(電子版)は、王峰・上海鉄路局副局長がこのほど、蘭州鉄路局長に就任したと伝えた。王氏は2011年7月に温州で起きた高速鉄道事故で事故車両を地中に埋めるよう指示したとされた人で、昇進人事が波紋を呼んでいる。 報道によると、王氏は先月24日付で蘭州鉄路局長に就任した。王氏は200人以上が死傷した温州の高速鉄道事故で、現場の事故処理を指揮。事故車両を地中に埋めるよう指示した一人として処分を受けた。 事故から3年足らずでの出世に、ネット上では「フェリー沈没事故で首相まで辞職した韓国とは大変な違いだ」などと批判の声が相次いでいる。(北京=林望)