今回のことば 「SAPでは様々な試みを行っている。そのなかから、ソニーの将来の柱になる芽が出てくると期待している」(ソニー・平井一夫社長) スタートアップから始まったソニーの原点へのチャレンジでもある ソニーは、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2015において、新規事業創出プログラムであるSony Seed Acceleration Program(SAP)に関して、5つの成果を、同社ブースで公開した。 SAPは、平井一夫社長直轄のプロジェクトとして、2014年度からスタートしているプログラムだ。 同社では、「新たな顧客価値の創造や、イノベーションを通じた感動を生み出し続けるために、従来の組織や事業体系の枠を超える商品や事業の創出を支援および育成するために、社内体制の整備を進めてきた。そのひとつがSAPとなる。新しいコンセプトの商品や事業を積極的に導入していくために、社内から提案される
7月30日より好評発売中の、ソニー内部で起こっている"モノづくりの変化"を密着取材したビジネス書「ソニー復興の劇薬」(著 西田宗千佳)。 発売記念の特別コンテンツ 第2回は、カズ・ヒライとして知られる平井一夫社長への密着インタビュー。スマート腕時計「wena wrist」やジョイントベンチャーとともにスマートロック「Qrio Smart Lock」を生み出した社内スターアップ支援プロジェクト"Seed Acceleration Program=SAP"に取り組む真意とは? 持ち込まれる新しいアイデアが〝多すぎる〟ジレンマ 2012年4月、平井一夫はソニーの代表執行役 社長 兼 CEOに就任した。ソニーの不振は長く続いており、'11年度の純損失は4567億円。赤字体質を改善して経営の健全化を図ること、すなわち〝止血〟が、まず最初に平井に課せられた使命だった。 一方で、平井は悩みを抱えるように
平井さんとの単独インタビューは、2015年のCES以来だ。その時は、あまり業績がはっきりとしない時期だったが、ソニーらしいものづくりに賭ける平井さんの姿勢が印象的だった。今回も話は「新時代のものづくりについて」だ。 ソニーが自信を取り戻してきた 麻倉 ソニーは最近、結構、自信を回復してきたたのではないかと、見ています。新しい分野もいろいろと出てきています。液晶テレビのハイ・ダイナミックレンジのバックライトマスタードライブのような新しい技術もしかり、ホームシアターのプロジェクターでは、ハイエンドが登場しました。 平井 フラグシップ系の製品で言うと、LifeSpace UXで出した4Kの超短焦点のプロジェクターがありますね。500万円という価格でした。それから数年が経ちました。当時は事業部からそういう商用企画は出てこなかったので、私のTS事業準備室から出したのですが、次のハイエンドなテレビはS
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