ガンダムの生みの親・富野由悠季監督が、最新作『Gのレコンギスタ』の裏側から技術と人間のあり方、さらには文明論まで語る本インタビュー。締めくくりとなる今回は、「黄昏の時代」を迎える日本がこれから何を大切にすべきか、という問いにたどり着く――。(聞き手/部谷直亮[慶應義塾大学SFC研究所上席所員] 写真/西崎進也) いまはメディアもコミュニケーションも兵器も、それから金融も全てバーチャルになりつつある。21世紀から22世紀に至る時代、このリアルとバーチャルが融合してゆく時代に、われわれはリアルにもう一度立ち戻らなくちゃいけない。だけど、それができるだけの知性をわれわれは持っているだろうか……というようなことを、石田先生は『新記号論』の最後で書いています。 なるほどと思ったのは、いまネット上で広がっている議論って、あれは議論でも何でもなくてコピペなんだ、模倣なんだと。そして、記号論で考えると、模
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