埼玉県川口市で9月、トルコの少数民族クルド人の男性がフリージャーナリストの男性を「殺す」などと脅迫した事件で、さいたま地検がクルド人男性を不起訴処分としたことが7日、関係者の話で分かった。処分は10月24日付。 事件は9月26日に発生。市内に住むクルド人解体工の男性が川口署を訪れ、署員に対し、ジャーナリストについて「殺す」「ここに死体を持ってくる」などと話し、脅迫容疑で逮捕された。勾留請求は認められず、2日後に釈放された。 男性は難民認定申請中で「仮放免」中だった。その後の調べによると、逮捕後、同署にクルド人とみられる外国人3人が集まる事案も発生した。 ジャーナリストはクルド人と住民とのトラブルをめぐり、月刊誌などで記事を書いており、「言論活動を続けていく上で大変怖い事案だと思う。早期の強制送還を求めたい」と話している。 クルド文化協会が「テロ支援」 トルコ政府が資産凍結 公安庁がクルドP