ブックマーク / bunshun.jp (14)

  • 「マンガの吹き出しも“絵”です」『ROOKIES』『NARUTO』などの「背景」を描き続けたアッツーがコマに込めた“独自の美学” | 文春オンライン

    ©文藝春秋 撮影/橋篤 ――バンド関係のCDもたくさん並んでいます。 アッツー 大好きです。腕のタトゥーもX JAPANのHIDEの影響で、この腕が作品を生んでいるから飾りたいというポリシーを込めて入れました。 ――『マツコの知らない世界』でもお話しされていましたが、アッツーさんは“背景作画という仕事に対してもっと光を当てたい”という思いから顔出しで活動されているそうですね。 アッツー そもそもYouTube配信は僕が携わる作品が少しでも有名になればいいなという思いから始めたもので、僕自身が有名になりたい気持ちはそんなにないんです。それよりも職人になりたい気持ちが強くて。 うちは実家が工務店をやっていたこともあり、中学を卒業したら大工になるつもりだったんです。ところが家族や学校の先生に大反対をらって、高校ぐらいは出なさいって無理やり入れさせられたのが美術寄りの学校だったんです。絵は好き

    「マンガの吹き出しも“絵”です」『ROOKIES』『NARUTO』などの「背景」を描き続けたアッツーがコマに込めた“独自の美学” | 文春オンライン
  • 瀧は本当に主人公だったのか?「非常に稀な経歴の監督」新海誠が起こした『君の名は。』という事件 | 文春オンライン

    節目は2012年。この年がどういう年かといえば、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』があり、庵野秀明総監督の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』があり、長峯達也監督の『ONE PIECE FILM Z』があった――と固有名詞を並べれば、おおよその想像がつくのではないだろうか。 この年、スタジオジブリ作品が不在でありながら、アニメ映画の興行収入合計が初めて400億円を超えたのである。そしてそれ以降、アニメ映画の興行収入は400億円を下回ったことがなく、多い年では600億円を超えることもある。 この背景にシネコンの定着、アニメ映画の制作数の増加といったビジネス状況の変化があることは間違いないが、それをここで論じるのは止めておこう。 ここでまず目を向けたいのは「スタジオジブリの90年代」「活況の10年代」の間に挟まれたゼロ年代であり、この時期は10年代を担う作り手たち、10年代を牽引するシリーズ

    瀧は本当に主人公だったのか?「非常に稀な経歴の監督」新海誠が起こした『君の名は。』という事件 | 文春オンライン
  • 「中体連は全国大会に反対するために作られた組織なんですよ」ブラック部活を生む“全中”は廃止できるのか 70年間で中体連の方針が「真逆」になった理由 | 文春オンライン

    “ブラック部活”は大会があるから生まれる? 「全中」を主催する中学校体育連盟(以下、中体連)は大会の意義を主張し、廃止や縮小に向けた動きは今のところ見られないが、実はその中体連が「大規模大会を抑制し、全国大会の開催をい止めるために作られた組織だった」という驚きの論文が7月に発表された。 発表したのは、20年にわたって部活を研究する中澤篤史氏(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)。全国大会をい止めるために作られた中体連がなぜ全国大会を主催するようになり、さらに全国大会強硬派の筆頭になったのか。中澤氏に話を聞いた。 写真はイメージです ©iStock ◆◆◆ ――“ブラック部活動”という言葉はすっかりメジャーになりましたが、中澤さんは部活動のどんな部分が問題の中心だと考えているのですか? 中澤 大きく分けて部活に参加する子どもの問題と、指導する教員の問題があると思います。子どもの問題は長時間

    「中体連は全国大会に反対するために作られた組織なんですよ」ブラック部活を生む“全中”は廃止できるのか 70年間で中体連の方針が「真逆」になった理由 | 文春オンライン
  • 「最後は“こいつらバカで金もないけど、ガチだな”と…」 アフリカでギャングを改心させた大学生が、日本唯一の“テロリスト更生スペシャリスト”になった不思議な経緯 | 文春オンライン

    「なかにはSNSで私を見つけ、『お前、殺すから』とメッセージしてくる人もいますし、知らない番号から突然電話が来て脅されることも珍しくありません。何より現場で共に仕事をしてきた仲間がこれまで何人も死んでしまいました。 私たちは投降を促す立場なので、組織からすれば目障り極まりない。紛争が終わっていない現場で、およそ和平合意も結べない武装勢力からの投降を引き出すということは、常にリスクと向き合いながら対処し続けることを意味します」 文字通り命がけの支援だが、それでも1人の若者がこのような仕事をするようになったのは、なぜなのだろうか?(全2回の1回目/続きを読む) ソマリアの紛争地帯で防弾チョッキに身を包む永井さん 人提供 ◆◆◆ 「国が沈む」ニュースに衝撃を受けた高2の夏休み 永井さんは神奈川県海老名市で生まれ育った。元々は「勉強などはさっぱりせず、バスケが好きなやんちゃなクソガキ」だったとい

    「最後は“こいつらバカで金もないけど、ガチだな”と…」 アフリカでギャングを改心させた大学生が、日本唯一の“テロリスト更生スペシャリスト”になった不思議な経緯 | 文春オンライン
  • 「加害者家族の多くが『サザエさん』みたいな家なんですよ」“普通の家庭”から無差別殺傷犯が生まれる“日本社会特有の理由” | 文春オンライン

    近年、「死刑になりたい」という動機で引き起こされた事件が連鎖反応的に発生している。2021年10月の「京王線刺傷事件」、同11月の九州新幹線車内で起きた放火未遂がその例だ。翌22年1月に東京・代々木で起きた焼き肉店立てこもり事件も、犯人が「死刑にしてくれ」と供述していた。 ここでは、各界の研究者や事件にかかわる人々へのインタビューによって、「死刑になるため」に凶悪犯罪を実行する犯人たちの“真の姿”に迫ったインベカヲリ★氏の著書『「死刑になりたくて、他人を殺しました」 無差別殺傷犯の論理』から一部を抜粋。加害者家族をサポートするNPO法人、World open Heartの理事長・阿部恭子氏が明かした加害者家族の実情を紹介する。(全2回の1回目/2回目を読む) ◆◆◆ 世間の非難を一身に浴びる“加害者家族”をサポート 事件の容疑者が逮捕されると、当の人は身柄を拘束され、世間からシャットアウ

    「加害者家族の多くが『サザエさん』みたいな家なんですよ」“普通の家庭”から無差別殺傷犯が生まれる“日本社会特有の理由” | 文春オンライン
  • 「失敗してもサラリーマンだから安泰でしょ、と思われたら改革なんてできない」 前編集長が明かす「少年サンデー」が“大赤字予測”から“復活”できたワケ | 文春オンライン

    小学館「週刊少年サンデー(以下、少年サンデー)」編集長を10月13日付で退任した市原武法氏。2015年の編集長就任時、「少年サンデー」は1959年の創刊期以来、初の赤字転落が見込まれていた。 就任直後、市原氏は同誌の38号(2015年8月19日発売)に「読者の皆様へ」と題する宣言文を掲出。新人育成を絶対的な使命とする「サンデー改革」を表明した。そして退任にあたって自身のツイッターで「未曾有の危機にあった少年サンデーも6年3か月の在任中で劇的に業績改善し無事に次世代に引き継げたことを嬉しく思っています」とつぶやいた通り、「少年サンデー」は危機を脱する。内外に大きな反響を呼んだあの改革表明の真意は何だったのか。「少年サンデー」という老舗ブランドをいかにして立て直したのかをお聞きした。(全2回の1回目。後編を読む)

    「失敗してもサラリーマンだから安泰でしょ、と思われたら改革なんてできない」 前編集長が明かす「少年サンデー」が“大赤字予測”から“復活”できたワケ | 文春オンライン
  • 「時間の問題だとわかっていました」異端の風俗雑誌編集長が明かした「エロ本、最後の戦い」 | 文春オンライン

    ◆◆◆ 「状況は相変わらず厳しいです。ただ、まだまだ終わらせませんよ。『俺の旅』は、俺の人生。『俺の旅』=生駒明なんです。一昨年、休刊という死刑宣告を受けましたが、夫唱婦随。やつが死ぬなら俺も死ぬ。俺も一緒に海に入るつもりでした。そう。天に召されたのち、一緒に生まれ変わろう……あの時は、そんなことを考えていたと思います」 2019年4月10日、一冊のエロがその役目を終えた。 「俺の旅」(大洋図書) 2003年7月の創刊から15年9ヵ月。現場の体験ルポをこだわりとし、日全国の風俗・裏風俗を慈しむように行脚してきた異端の風俗雑誌。その編集長を14年もの間務めてきたのが、“イコマ師匠”こと生駒明氏である。 生駒明氏 エロ業界で、彼が“師匠”と呼び親しまれる所以は、おそらく日一ともいえるその風俗取材に基づく情報量だろう。筆者は旧くからイコマを知っているが、彼ほど傷だらけになりながらも、風俗

    「時間の問題だとわかっていました」異端の風俗雑誌編集長が明かした「エロ本、最後の戦い」 | 文春オンライン
    runt_nc
    runt_nc 2021/01/25
    “生きていくためにそれが絶対に必要な人たちが一定数いる。僕自身が風俗に人生を救われた人間だからわかるんです。” 「社会」から疎まれ遠ざけられるような場所にも、熱意をもって生きる人がいるのだということ。
  • “「大人が想像する子ども」と「実際の子ども」はこんなに違う”を思い出した一件 | 文春オンライン

    漫画家の山さほさんが、厄介な人たちを引き寄せるトラブル続きな日々をつづります。今回は、友達の家に遊びに行った山さんが、小学生の遊びに怯え、過去を思い返した話です。毎週木曜日更新。 山さん、今年も「厄日」な1年でした。次回は2021年1月14日(木)公開予定です。みなさま、よいお年を……! 『きょうも厄日です』の単行が好評発売中です。山さんのハプニングが詰まった第1巻は、大炎上したあの区役所との“闘い”を大幅描きおろし!!

    “「大人が想像する子ども」と「実際の子ども」はこんなに違う”を思い出した一件 | 文春オンライン
  • 「今でも思い出すと眠れなくなるんです」……死者3名「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃」50年後の初告白 | 文春オンライン

    いま全国でクマの襲撃が増えているが、史上最悪といわれる事件が起こったのは昭和45年。北海道で若き3人の岳人がヒグマの牙に斃れた。なぜ惨劇は起きたのか。その謎を解く鍵を握る人物が初めて口を開いた。50年前の夏、あの山で「生死の天秤」が揺れていた。 「今でも何かの拍子に思い出すと眠れなくなるんです」 「あのときのことは自分の中で、この50年間、封印してきました」 自宅のリビングで筆者と向き合った吉田博光氏(87・仮名・以下すべて)は、ぼそりと切り出した。半ば予想していた言葉だったが、はっきりとそう告げられるとやや動転した。それに構わず、吉田氏は続けた。 「今でも何かの拍子に(事件のことを)思い出すと、もういけない。夜も眠れなくなるんです」 その言葉が何よりも雄弁に50年前に起きた事件質を物語っていた。 異彩を放つ加害グマの異様な執着心と攻撃性 〈クマに襲われ三人不明 ――日高山系縦走の福岡

    「今でも思い出すと眠れなくなるんです」……死者3名「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃」50年後の初告白 | 文春オンライン
  • タモリ75歳に 「もう死んでください。あとがつかえてます」ナイナイ岡村の“冗談”にどう反論した? | 文春オンライン

    終戦の1週間後、1945年8月22日に生まれたタモリは、きょう75歳の誕生日を迎えた。1975年に30歳で芸能界にデビューしてからも、今年は45年の節目である。ここでは彼の足跡を35歳から10年おきに振り返ってみたい。 『いいとも!』のきっかけを作った35歳(1980~81年) タモリは35歳になる前年、1979年には自分の能力の限界を超えるほど多忙をきわめ、《スケジュールを見せられるとね、十二月なんか、これでオレは生きて年を越せるんだろうかって(笑)》思うほどだったという(※1)。このときにはすでに多くのレギュラー番組も抱えていた。デビュー2年目の1976年から続くラジオの深夜番組『タモリのオールナイトニッポン』で、名古屋やさだまさしなど各方面に舌鋒を鋭く向けながら、テレビでは1979年4月より始まったNHKの『ばらえてい テレビファソラシド』に出演し、幅広い層から人気を集めるようになっ

    タモリ75歳に 「もう死んでください。あとがつかえてます」ナイナイ岡村の“冗談”にどう反論した? | 文春オンライン
  • 子どもへの性加害は「平均週2~3回」小児性犯罪者のすさまじい実態 | 文春オンライン

    「そりゃセックスもしましたよ。恋人同士ですもん。それを周りの人たちが、ぶち壊したんです。私がロリコンで、Yちゃんは被害者だといって引き離したんです。 私はそんな人達によって犯罪者にさせられました。おかしいのはどっちだっていいたいです……」 これは、12歳の少女に性加害をした49歳の男性の言葉である。 2018年、依存症治療や性犯罪再犯防止の治療プログラムのパイオニア的存在として知られる「榎クリニック(東京都・豊島区)」が、世界的にも珍しい小児性愛障害(ペドフィリア)専門の治療グループを立ち上げた。同治療グループには現在15名ほど、累計で150名以上の対象者が参加し、治療を受けたという。冒頭の発言をした男性も、このプログラムの元参加者だ。 児童に性加害行為を繰り返す「小児性犯罪者」とはどんな人たちなのか。小児性犯罪者はなぜ加害行為を繰り返すのか。ペドフィリアの治療は可能なのか。「榎クリニ

    子どもへの性加害は「平均週2~3回」小児性犯罪者のすさまじい実態 | 文春オンライン
  • オタクへの注目、加害者家族のその後……「宮崎勤事件」は昭和と平成の分岐点だった | 文春オンライン

    殺害した幼女の骨を被害者宅に送りつける猟奇性、奇怪な字体の犯行声明、逮捕後に公開されたビデオテープが蝟集する部屋、法廷での「ネズミ人間に襲われるのが怖くて」などの意味不明な証言……宮崎勤ときいて思い浮かべるのはこうした異常さだろうか。 しかしこのたび出版された安永英樹『肉声 宮﨑勤 30年目の取調室』(文藝春秋)での宮崎勤はだいぶ様子が異なる。逮捕直後の取調室では「普通の青年だという感じ。言葉も柔らかいし、普通に話もする」(立ち会った巡査部長・談)であった。死体に興味があるわけでもなければ、「ネズミ人間」を云々するわけでもなかったのである。 現実と虚構の区別がつかない、まどろみのなかの殺人者。そう思われてきた宮崎勤であったが、ときに刑事と軽妙な掛け合いをし、ときに刑事の腹をさぐりながら用心深く供述する。異常な人間の異常な殺人ではなく、普通の人間の異常な殺人、『肉声』を読み進めるとそう思えて

    オタクへの注目、加害者家族のその後……「宮崎勤事件」は昭和と平成の分岐点だった | 文春オンライン
  • 筒香嘉智が語った、少年野球における「母親の問題」と「お茶当番」 | 文春オンライン

    冒頭に「少子化の6倍から10倍のスピードで野球人口が減っている。その中で小さな子供がムリをしすぎて手術をしたり、ケガをして野球を断念する姿を見てきた。そういう野球界がもっと良くなるために」と会見を行なった趣旨を説明。その後に質疑応答が行われた。 筒香が一貫して主張する「勝利至上主義の弊害」 その中で筒香が一貫して主張し続けていたのが「目先の勝利ではなく、子供たちの将来を見据えた野球環境を作ること」だった。 特に練習のしすぎや、投げ過ぎによる子供たちの肉体への影響については、慶友整形外科病院スポーツ医学センター長の古島弘三医師が作成した資料を配布。昨年の12歳以下の日本代表15選手のうち、肘の内側障害があった選手が67%の10人だったのに対して、同医師がドミニカで調査した224人の同年代の選手では約18%の41人だったという事例を紹介。 「負けたら終わりのトーナメントではメンバーも固まり、連

    筒香嘉智が語った、少年野球における「母親の問題」と「お茶当番」 | 文春オンライン
  • お客様は神様ではなくなり、戦後は終わった | 文春オンライン

    親族の介護を手伝っていると、引退した団塊の世代のグループと頻繁にお会いして話すケースが多いのですが、彼らの口から若い人を褒める言葉を聞くことはあまりありません。だいたいが、いまのサービスはなってないとか、若い人はだらしないなどという愚痴か、自分たちが高齢者であるという理由でいかに大事にされていないかという話を繰り返しされるわけですよ。 実際には、私は息子として老いた母や自力で生活のできない親族を血縁の人間として介護しているわけで、文句を言っている高齢者のかなりの割合は息子夫婦も近寄らないような天涯孤独の老人ばっかりだったりします。そういう愚痴を現役時代からずっと垂れ流して精神論で人様を批判していたらそりゃあ親族だって近寄らないだろうと思うわけですが、こちらも車椅子を押したり老人同士の会話に入るときは暇なので、そういうお年寄りの「ご高説拝聴」となるわけですけれども、コンビニでいらっしゃいませ

    お客様は神様ではなくなり、戦後は終わった | 文春オンライン
  • 1