オーストリア・ニーダーエスタライヒ州ウォルフパッシング城にあるヒトラー礼賛の鐘=2004年(カマーシュテッターさん提供・共同) オーストリア東部ニーダーエスタライヒ州ウィーゼルブルク近郊にあるウォルフパッシング城の鐘にナチス・ドイツの総統ヒトラーを礼賛する文言が刻まれていることが29日までに分かった。地元歴史家のヨハネス・カマーシュテッターさん(70)が明らかにした。 城は国有だったが、ことし売却され、買い手は7月の引き渡しまで公表されない。オーストリアは公の場でナチスへの支持を表明することを禁じており、カマーシュテッターさんらは鐘が将来ネオナチなど極右の手に渡り、悪用される危険があるとして博物館などに保存するよう訴えている。 カマーシュテッターさんによると、鐘の表面には「1938年3月13日、全ドイツ民族の統一者で総統のアドルフ・ヒトラーがオーストリア地域を異民族の圧迫から解放し、大ドイ
末期がんや認知症が進行して衰弱した場合、一般人の約7割が、おなかに穴を開けてチューブで栄養を送る「胃ろう」や人工呼吸器を希望しないことが、厚生労働省が27日発表した終末期医療についての意識調査でわかった。 調査は3月、20歳以上の男女5000人に調査票を郵送し、2179人(回答率44%)から回答を得た。 末期がんの場合、水分補給の点滴は61%が「望む」だったが、胃ろうは「望まない」が72%、人工呼吸器も67%が「望まない」と回答。認知症の場合は、点滴も「望まない」が40%で「望む」は47%。胃ろうや人工呼吸器は、7割以上が「望まない」だった。 治療方針などをあらかじめ記載しておく「事前指示書」は、70%が賛成した。ただし、実際に作成している人は3%だった。
【ロンドン=共同】世界的に大ヒットしたビートルズのアルバム「アビイ・ロード」(一九六九年)で、メンバー四人が横断歩道を渡る有名なジャケット写真とは逆向きに歩いている未使用写真が二十二日、ロンドンで競売に掛けられ、事前予想の約二倍に当たる一万六千ポンド(約二百二万円)で落札された。 競売元の古書類競売業者ブルームズベリーの担当者は「素晴らしい結果。ビートルズの人気は今も決して衰えていないという証拠だ」と話している。同社は七千~九千ポンドの落札価格を予想していた。落札者は公表されていない。 写真は、アルバムの収録を行ったロンドンのアビイ・ロード・スタジオ前で六九年八月に撮影された。実際のジャケット写真では四人が左から右に歩いているが、この未使用写真では右から左。ジャケットでは、はだしのポール・マッカートニーが、この写真ではサンダルを履いている。
原爆投下後まもなく、被爆者の調査のため日本を訪れたアメリカ軍の軍医が長崎の被爆者などを撮影した映像のカラーフィルムが見つかり、専門家は「当時の様子を知るうえで非常に貴重な資料だ」と話しています。 このカラーフィルムは、アメリカ軍の軍医、エルバート・デカーシー氏が、原爆投下の2か月後の昭和20年10月から11月にかけて16ミリフィルムで撮影したもので、原爆や核問題を調査している広島の団体がアメリカで保管されているのを発見しました。 映像はおよそ21分間あり、被爆後の長崎や広島の様子のほか、長崎県大村市にあった海軍病院などに入院していた被爆者が20人近く記録されています。 当時のアメリカ軍の調査について研究している広島市立大学の高橋博子講師によりますと、デカーシー氏は病理学が専門で、戦後、被爆者の調査のためアメリカ軍の調査団の一員として日本を訪れていたということです。 また、アメリカ軍による被
【ジュネーブ伊藤智永】イタリアで21日、今月7日に続く統一地方選後半戦が投開票され、「財政緊縮策反対・ユーロ圏離脱」を主張するミニ政党「五つ星運動」が、北部パルマ市長選で既成政党候補を60%対40%の大差で降すなど、4自治体で初の首長ポストを獲得した。 「五つ星運動」は、人気コメディアン、ベッペ・グリッロ氏が09年に創設。主にネットを通じて既成政党や政治家を皮肉るスタイルが国民に受け、「正統的な政党と言えない」「具体的な政策がない」と批判する専門家の事前予想を覆す躍進を果たした。地元メディアでは「事実上の第3党になった」との評価も出ている。 統一地方選は有権者約950万人、1000近い自治体で実施。ベルルスコーニ前首相の自由国民党など中道右派が大敗し、緊縮策に抵抗を強める労組が支持母体の民主党など中道左派が躍進。人口1万5000人以上の市長ポストで、右派と左派の勢力は、選挙前の98対56か
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く