ロードバランサの冗長化構成 仮想サーバアドレスと共有IPアドレスを移す 連載第1回「パケットフローから負荷分散の基本を理解する〜NAT/コネクションテーブル/MAT〜」、第2回「ダウンサーバを回避して接続を維持する」では負荷分散時のパケットフローや、サーバヘルスチェックと接続維持など、ロードバランサの本質的動作を解説しました。 最終回は、高信頼性ネットワークを構築する際に必要な知識である、ロードバランサの冗長化構成時の動きや冗長化されたスイッチやサーバ群との接続について、実際の構築事例を基に紹介します。 また最後に、パフォーマンス測定についていくつかの留意点を記述します。今回の解説内容はロードバランサによって若干考え方や動作の違いがあります。本記事はF5社BIG-IPをベースに記述します。ただし、実際の差はそれほど大きなものではありません。 ロードバランサ自身の障害対策のため、ロードバラン