この記事はFOLIO Advent Calendar 2018、21日目の記事です。昨日はhajipionによる大規模デザインカンファレンス「デザインシップ」の着想から開会まで、超ダッシュで振り返る10ヶ月! #Designship2018でした。 この記事は近年話題に上がることが多くなってきた自動微分を実際に実装することでより理解を深めようというものです。前回の自動微分を実装して理解する(前編)では自動微分の定義とフォワードモードの実装を見てきました。今回はリバースモードの自動微分の実装にチャレンジしてみましょう。 リバースモード 現実世界(特に機械学習)の関数は一般的に出力の次元より入力の次元のほうが圧倒的に多いので、フォワードモードよりリバースモードの方が効率面で優れている場面が多々あります。しかし一般的なリバースモードの実装方法では数式を組み立てた順番を計算グラフとして保持する必要