文部科学省が教科書作成の指針となる中学校と高校の学習指導要領解説書に竹島を「わが国固有の領土」と明記する改定を検討していることに関し、韓国外務省は12日、在韓国日本大使館の小林賢一公使を呼び、明記しないよう求め、明記した場合に起きる問題は日本に責任があると警告した。 同省は小林公使に対し、日本が最近、「独島(竹島の韓国名)に対する挑発のレベルを上げている」と指摘し、韓国政府は座視しないと強調。「こうした日本の挑発は韓日関係に深刻な影響をもたらす」とも伝えたという。 現在、学習指導要領解説書は竹島について、中学社会科では日韓の主張の違いに言及するとし、高校の地理歴史では「中学校における学習を踏まえる」とだけ記述している。(共同)韓国の独善主張を論破せよ、「竹島」が日本領である証拠を集め続ける島根県の「努力」…“竹島問題100問100答”で啓蒙図る地元の“意地”