クラウドコンピューティングがビジネスになっているベンダーはほとんどないようだ。企業がクラウドを導入しない理由が存在するからだ。だが、確実に動いていることもある。 思えば2009年はICT業界にとって「暗黒の年」であった。ICTに絡むすべての企業は業績不振に見舞われた。その中にあって「クラウドコンピューティング」だけが、IBMが必死に宣伝した効果もあってなのか、唯一注目を浴びた。 しかし、そのクラウドも掛け声倒れの気がしないでもない。実際、どのベンダーに聞いてもクラウドでビジネスになっている企業はほとんどないようだ。 今回の木漏れ日では「民主党」のように見かけ倒しの感がする「クラウド」について、なぜこの技術が重要なのかについて、もう少し深く考えてみようと思う。 クラウドは結局サーバベースコンピューティング 2009年、コンピュータ業界の景気が全体として悪かった原因の1つとして、Netbook