英国スタイルのガストロパブ「ビスポーク」のオーナーシェフ。雑誌『料理通信』の「自家製」特集では、4号連続で表紙の料理を担当。気さくで飾らない人柄と、キレのよいトークに魅せられて通いつめるファンも多数。「コロナ禍でブランチに熱中していたら、お菓子作りが上手になってきました。お菓子にも鮮度がある。作り立てのおいしさが好評です」とシェフ。 ※コロナ禍の野々下シェフの取り組みをシリーズ「未来のレストランへ」で取材しました。併せてご覧ください。 バター不足の時に、バターを使わないデザートを考えて思いついたプリンです。プリンって、みんなが懐かしさを感じる料理で、人によっていろんなストーリーがある。そんな子ども時代の思い出を、自分の料理として昇華させるならどうするか。イメージしたのは、当時主流のトロトロ系ではなく、しっかり硬いやつ。しかも、お酒に合わせても楽しんでもらえる、“大人仕様”のプリンです。 求