昭和55年に判事補任官され、東京、岐阜、大阪等の裁判所で勤務された後、最高裁判所調査官、東京地裁部総括、司法研修所教官、東京高裁判事、最高裁判所上席調査官、宇都宮地裁所長、横浜家裁所長、東京高裁部総括等を歴任されました。札幌高等裁判所長官を経て、平成30年9月、名古屋高等裁判所長官に就任されました。東京都ご出身。 綿引万里子名古屋高等裁判所長官インタビュー 管内の裁判官や職員には、何かおかしいと思ったら声を上げられる組織を作っていこう、と語りかけています。裁判所が自由な雰囲気を持つ組織であり続けるため、大切なことです。 ◇法曹(裁判官)を志した理由・きっかけについて教えてください。 私が高校生のころは、女性の社会進出が進んでいない時代でした。そのような中で、自分たちはどうやって社会と関わっていくのか、社会にどう貢献していったらよいのかといったことを、クラスの女性たちといつも熱く語り合ってい