東京都では15日、新たに729人の新型コロナウイルス感染者が判明した。小池百合子知事は、変異株の感染が著しく増加し、第3波よりも急速に感染が拡大する可能性があるとの専門家の分析を踏まえて、「通勤を含め、都外にお住まいの方はエッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)以外の方は可能な限り、東京に来ないでいただきたい」と呼び掛けた。感染状況の悪化に歯止めをかけるため、人流抑制に向けてメッセージを強めた格好だ。 都のモニタリング会議後、記者団に述べた。会議では感染力が強いとされる変異株の感染判明が14日時点の累計で1週間前から259件増の408件になったことを報告。このうち都などのスクリーニング検査(簡易検査)は陽性396件、陽性率7・2%。陽性率は3月22~28日の1週間では3・1%だったが、翌週は16%に急増した。