パレスチナ自治区ガザ地区から7日早朝、イスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されたほか、ガザ地区から武装組織メンバーがイスラエル内に侵入した。イスラエルによると、国内で少なくとも250人が死亡。パレスチナ側では約230人が死亡したという。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「これは戦争」だと宣言した。ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの軍事部門トップは、「偉大な戦いの日」だとして、すべてのパレスチナ人に参加を呼びかけた。 ユダヤ教の安息日にあたる土曜日の夜明け直後にガザから一斉砲撃が始まると共に、パレスチナ側の武装勢力が障壁を超えた。海からユダヤ国内に入った戦闘員たちもいる。この日は、ユダヤ教の祭日シムハット・トーラーにもあたる。