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ブックマーク / prof.hatenablog.jp (7)

  • 限りなく黒髪にちかいブリーチ - スーパーグローバル学部増田准教授

    大阪の高校で生まれつきの茶髪に黒染めを強制された件で裁判になって海外でも話題になり、スーパーグローバルハイスクール事業を所轄する文部科学省も国際的な知名度の向上にさぞお喜びのことかと存じます。 このような指導がひろがった背景として、今回は大阪の高校であったことで、維新府政の教育への介入どうこうという論調も見かけますが、正直あまり関係ないと思うのです。まったく無関係であるとも言いませんが。 高校で強制的に黒髪に染められたことに対する訴訟や人権救済の申し立てなどは、橋下府政の登場前の2000年台半ばから出てきています。 以下の例は訴訟についてですが、下部に参考として人権救済の申し立てなどの事例も掲載されています。 注目の教育裁判例(2012年12月) こうした司法に訴えられた事例を引くまでもなく、21世紀に入る前の、それこそ我々が高校生であった時代から、茶髪にした生徒が黒く染められたと言った話

    限りなく黒髪にちかいブリーチ - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2017/10/31
    「髪の色が変わると、周りの何も知らない大人たちには荒れていた学校があたかも改善したように見えるのは大きなメリットなのかもしれませんが、取り組むことの優先順位が間違っています。」『ポチョムキン村』よな。
  • 高等教育無償化は可能か - スーパーグローバル学部増田准教授

    なぜか憲法改正に絡んで想定外の方向から高等教育無償化の話が浮上してきた。現実問題として、財政的にそれは可能だろうか?公平性をどう担保するか?今回はそういった点を考えてみることにする。 まず、国家予算の大枠を見ておく。総額は約100兆円弱。このうち、社会保障費が30兆円強あり、文教科学技術振興費は概ね5兆円規模である。 これを前提とすることなく議論しても意味がない。 次に学生数の概況について。高等教育機関で学ぶ学生数は概ね360万人程度、そのうち1/5にあたる約60万人が国立大学に在籍している。残りは私立での大学や短大、専修学校である。 国立大学の授業料収入は総額は約3700億円となっている。国の予算の0.4%であり、これを無償化するのは充分可能であると言えるだろう。しかし、国立大学に通うのは、高等教育機関で学ぶ学生の2割に過ぎない。 高校の無償化と同じ方式で、私立の大学・短大・専修学校に通

    高等教育無償化は可能か - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2017/05/09
    「公立については、必要に応じて、設置者となっている自治体ごとに住民向けの措置がとられれば良いだろう。」今も地方交付税に司書教諭だか図書館だかの分が含まれてゐる筈なのに何故か(以下自主規制
  • 相応の待遇 - スーパーグローバル学部増田准教授

    今回の話題は、国立大学に所属する教員の待遇に関するものであり、その意味でいつにも増して完全なるポジショントークである。そのことを事前にお知らせしておく。 先日、一橋大学から香港科技大学に移籍する方が話題となった。年収は倍増。ファカルティハウスなど、生活面での待遇も良いようだ。 それに対して、日では頭脳流出の危惧とともに、特に国立大学の教員の年収について、いろいろと議論が交わされている。 個人的には、今の年収は特に少ないとは思っていない。昔の国立大学に比較すれば、担当コマ数や雑務が大幅に増えたとはいえ、働き方も真っ黒な民間企業に比べればまだまだ緩やかである。総合的に考えて、多いとも言わないし、もっともらえるならありがたくいただきたいとは思うが、少なくて不満だということはない。 現在の境遇が不満だと思う方はどんどん海外に出れば良いと思う。外に出て競争するだけの能力もないのに給料が少なくて不満

    相応の待遇 - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2017/05/06
    ここらの話は某政治家のブログに寄せられた意見ではあまり見なかつたやうな。/ところで某文科省の偉いさんと同省からの現役出向者たる大学職員(共に当時。現職は以下略)の「海外出張」の話します?(しません)
  • 研究費を誰にどのように支給するべきか - スーパーグローバル学部増田准教授

    ここ数日、職業研究者としての能力・資質と競争的研究資金の獲得、機関が支給する研究費との関係について、考えていたことを整理してみたい。 大学の目指す方向性の違いの明確化だけでなく、大学教員もまた研究中心の人、教育中心の人、社会貢献中心の人、学内行政中心の人と、役割が明確になっていくのはやむを得ないことだろう。 ToruOga( o ̄▽)o<※ on Twitter: "やはり研究トラックと教育トラック、それからURA業務を統括するような管理部門のトラックは分けたほうが良いと思うのだけど。" そもそも人には向き不向きというものがある。やりたいことをやるなとは言わないが、組織としてはより適性の高い分野で多くの成果を出してもらった方が良い。実際、東京近辺には自分で重点を置くべきところを決めてそれによって評価するという国立大学法人もあるようだ。 nasastar on Twitter: "@toru

    研究費を誰にどのように支給するべきか - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2017/04/16
    正しい方向性だと思ふがURAが落ちこぼれた研究者の受け皿的に見られるやうになつたら機能しなくなるのでは。
  • 競争的でない競争的資金を巡るあれこれ - スーパーグローバル学部増田准教授

    しばらく駄文を書く暇のないままに新学期になってしまった。4月といえば、科研費の採否が開示される日である。昨年度が最終年度であったので、獲れなければ研究費が不足することは目に見えている。落ちる予定などあるわけはなく、結果的には採択されたわけだが、必ず通る保証もあるはずはないのであって、結果を見るまでは安心はできない。 というところで、日の競争的資金などそれほど競争的ではないというツイートを目にした。 TAL on Twitter: "日の「競争的資金」は実はそれほど「競争的」ではない。例えば若い研究者でもPIになって研究費をけっこう簡単に取って来られるがイギリスだと若い研究者がPIでグラントをとるハードルはずっと高い。正直言って日で「競争的資金が悪い」と言ってる連中は世界に出たらすぐに死んでしまうと思う。" 研究者レベルで申請する競争的資金については指摘の通りなのだが、競争的資金の比率

    競争的でない競争的資金を巡るあれこれ - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2017/04/14
    「さらにタチが悪いのは、こうした大型の機関向け資金の目に見える成果として、新学部や研究科の設置を伴う「改革」が求められることも少なくないことだろう。」本省が絡まない何たら機構の乱立とかはどうなのか。
  • 高大接続改革の本丸は大学入試センターの民営化 - スーパーグローバル学部増田准教授

    すでに高大接続改革の議論も方向性は概ね定まり、現行の大学入試センター試験に代わる新テストの具体的な実施に向けて、その運用に関する情報が少しずつ明らかになるにつれ、 そんなことなら現行のセンター試験のままで良いのではないか?という、おかしな状況になりつつある。 結局のところ、実施体制はセンター試験を踏襲し、記述式にかかる科目数がさらに増え、その上記述式の採点も大学に投げると言う状況になるのであれば、もうセンター試験をやっている方がナンボかマシなのではないか?というのが少なからぬ大学教員に共通する想いであろう。 というわけで、先日ツイートしたこれである。 大学関係者は、他のどんな組織よりも大学入試センターこそ民営化すべきであると、河野太郎議員@konotarogomameに一致団結して進言すべき。共通テストは民間でやれば済む話で、独立行政法人が大学の教員を使って実施するなどと言うのは最大級のム

    高大接続改革の本丸は大学入試センターの民営化 - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2016/12/09
    大学入試センターの民営化か。具体的に何をやつてるか知らんからしたところでどう良くなるかわからない。同じ理由で民営化すべきでないと言ふつもりもないが。
  • 非常勤講師を待ち受ける未来 - スーパーグローバル学部増田准教授

    すでに時期を逃した感はあるが、大阪市立大学における非常勤講師の契約を巡り、非常勤講師の外注化を目指しているという計画が明らかになって、以後、TwitterのTLなどにも非常勤講師の待遇に関する発言がよく流れて来ていたので、少し書いておこうと思っているうちに時間が経ってしまった。 大阪市立大学が講師の外注を計画 組合は黙認しない TLの反応を見ていると、非常勤の外注化の是非とともに、非常勤講師の待遇に関して、多くの関係者は問題意識を持っていることは分かるし、それは私自身も共有する。 しかし、現実的には、非常勤講師という不安定な立場に置かれている方々へのシンパシーの有無など問題でなく、大学の経営陣にとってこれが極めて効果的な選択であるということが問題なのである。 近畿大学に新設される国際学部でも、ベルリッツとの提携を打ち出し、その衝撃的な広報が話題を呼んだ。しかしこれは広報戦略の影に隠れてはい

    非常勤講師を待ち受ける未来 - スーパーグローバル学部増田准教授
    ryokusai
    ryokusai 2016/12/09
    「労働契約法の改正により、雇い止め問題を回避したい大学のニーズにもマッチしており、おそらく非常勤の外注化は多くの大学に広がっていくことだろう。」已む無き流れとは思ふが、その結果として何が残るのだらう。
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