■進む内食化…秋・冬の陣、差別化で勝負 食品メーカーが、家庭用の「カレー鍋」のつゆに“変わり種”を続々と投入している。同じカレー鍋でも具材や食べ方の提案などで他社と差別化をはかって需要を獲得するのが狙いだ。景気低迷を背景に家庭で食事をとる「内食化」が強まる中、秋冬のカレー鍋をめぐる販売競争が激化しそうだ。 [フォト] “もつカレー鍋”はこんな感じに… 永谷園は、鍋で野菜や肉と一緒に煮込んで作る「煮込みラーメン」(338円)に、「カレー鍋風」を追加し、14日から秋冬向けに販売する。これまで「しょうゆ」など3品を品ぞろえしていたが、ラーメンとの相性のいいカレー味の需要も見込めると判断した。同社の平成20年度のカレー鍋つゆの売り上げは前年度比1・5倍に伸長しており、今年は定番商品のカレー鍋におでん種を入れるなど、新たな食べ方を提案し、一層の拡販を狙うという。 日本ハムは、キャベツとニラな