よく、何か新しいスキルを身につけて、そのスキルで食べていけるようになるためには、最低1万時間の努力が必要だと言われます。 1万時間という時間は、仮に1日も休まず毎日意識的に100%の力をつぎ込んで5時間練習に取り組んだとしても、5年という莫大な時間がかかり、現実的にこの練習量をこなすには相当の根気が必要になってくることでしょう。 作家のジョシュ・カウフマン氏はこの「1万時間の法則」に対抗して、もちろん、それで食べていけるほどの実力はつかないが、文章の書き方や英語の習得、そして飛行機の操縦まで、基礎スキルの習得のために、ほんの20時間投資するだけで、驚くほどにスキルは上達するのだと言います。 もちろん、1万時間コミットできれば、それに越したことはないのでしょうが、人生の時間は限られていますし、そもそもの目的がプロの料理人になってお店を開くことではなく、ただ、自分にとって大切な人たちに美味しい