料理レシピの投稿・検索サービス「クックパッド」を運営するクックパッド(横浜市)が苦境に立たされている。6月5日に110人の人員削減を発表。2月と3月の希望退職者の募集に続く、年内3度目の人員削減となる。背景には、競合サービスの台頭やトレンドの変化に伴う業績不振がある。 【画像を見る】人員削減に関するプレスリリース、事業の現状、クックパッドの定款の詳細(全11枚) 今回の人員削減の対象は、日本と海外子会社を含めた110人。退職予定日は6月末~8月末。人員整理に伴い、特別退職金として23年12月期第2四半期に3億5000万円の営業損失を計上する。同社は、人員削減の理由を「海外子会社を含むグループ全社における経営体制を強化し、より一層、当社の強みに集中した経営とするため」と説明している。 同社が人員整理に踏み切るのは年内では3度目となる。2月には広告事業の廃止などで40人、3月には運営体制の見直