トップアスリートから難病患者までをも魅了 2020年2月、テニス界の強豪・ノバク・ジョコビッチ選手は、自身のインスタグラムで、雪が積もる川辺から海水パンツ姿で冷たい川に入る姿を公開した。 それは、ウィンブルドンの芝を食べるのと同様の、彼流のパフォーマンスなのだろうか? 実は、今回ばかりは違う。こごえるような冷水に浸かるのは、心身の鍛錬に役立つからだとジョコビッチ選手は語る。これは、単なる我慢比べでなく、医学的なエビデンスのあるメソッドに基づくものだそうだ。 そのメソッドは、発案者の氏名(ヴィム・ホフ)にちなんで「ヴィム・ホフ・メソッド」と呼ばれ、アスリートから難病患者まで、世界中の人たちの注目を浴びている。その効果は、肥満解消から免疫力強化までさまざまだという。おまけに、ジョコビッチ選手のように寒中水泳もできるほど寒さに強くなるというのは、真冬を迎えたわれわれにとって天啓だ。 今回は、日本