山田:Qrioのスマートロックが9月に発売予定です。 伊佐山:事前予約分は8月に売るため、量産を始めています。Qrioのプロジェクトにはソニーからの関係会社を含め、80人ぐらいの従業員がかかわっていると聞いています。このプロジェクトがうまくいったら、ベンチャーと大企業が協業するケーススタディとしてシェアできると思います。 このプロジェクトには多くのソニー社員が協力をしています。Qrioの社員だけではないわけです。量産過程に移る前に、ソニーの製造現場のエンジニアが設計にダメ出しをしてくれたおかげで、中身は試作品とはまったく違うものになったという経緯もあります。スマートロックにはソニーのさまざまな部署の方がかかわっており、当初は想定していなかったような部署とも繋がり始めています。そのたびにすばらしい指摘を受けるので、どんどん商品の完成度が上がっていくのです。 多くの人たちがかかわってくれること