つまり、大企業とベンチャー企業の双方について知見を有し、国内でオープンイノベーションが注目される前から、大手とベンチャーを結び付けるための活動をしていた。 2015年に500 Startups Japanを立ち上げてからは、ベンチャーキャピタリストとして活躍する澤山氏が、日本企業のオープンイノベーションを支援するのには理由がある。 「500 Startupsは世界中でシードステージの投資を行っています。つまり、シリコンバレーと異なり、ベンチャー企業のエコシステム(生態系)ができていない地域でも投資を行います。エコシステムがなければベンチャー企業の成長が制約されてしまうため、500 Startupsは大企業や政府などへもアドバイスやサポートを行い、エコシステムの発展に貢献しています」(澤山氏) ベンチャー企業のエコシステムとは、ベンチャー企業の成長を育むコミュニティのようなもので、起業家、ベ