「IoT」 (Internet of Things、モノのインターネット)という言葉をあちこちで見かけます。世の中のあらゆる「モノ(Thing)」を、インターネットに接続する構想です。いわゆるバズワードとしてかなり強力なものと言えます。 筆者は、このIoTというキーワードをめぐり、あまりにも異なる論調の記事が入り乱れている状況に戸惑っていたのですが、「IoTにはざっくり分けて2つの立場がある」と考えると、話を整理しやすいことに気がつきました。以下、この考え方について説明していくことにします。 1番目の考え方は、あらゆる「モノ」、家電機器、工作機械、建機、自動車などを、プログラマブルでエンド・ツー・エンドなインターネット端末にしてしまう考え方です。今回の記事では、このようなデバイスを「スマートなデバイス(Smart Device)」と呼ぶことにします。 2番目の考え方は、世の中に大量に存在す
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