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新世代リーダーは、政治経済の分野だけに求められているわけではない。科学技術の分野にも、フロンティアを切り開く人材が必要とされている。当連載では、 航空宇宙工学という切り口から、新時代のリーダー像を探っていく。MITで航空宇宙工学の博士号を取り、NASAジェット推進研究所(JPL)への転職を決めた筆者が、MITでの日々を振り返りながら、市場原理で回るアメリカの大学システムを解説する。 今回は身の上話をいったん中座して、アメリカの大学院の仕組みや研究、産学連携の状況についてお話ししようと思う。 市場原理で回るアメリカの大学の研究 アメリカの理系大学院生のほとんどは、学費免除(正確に言えば支給)のうえ、給料を月に20万円ほどもらいながら勉強している。「理系」に限らず、経済学や言語学など、研究を主とする大学院プログラムでも同様だ。逆に医師免許(MD)を取るためのメディカルスクール(いわゆる医学部)
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