2011年、EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーにチャレンジング・スピリット部門ファイナリストとして選出されたユーグレナ社長の出雲充氏。食料、栄養、地球温暖化、エネルギーにまで応用が効くミドリムシ(学名:ユーグレナ)の事業で東証一部上場企業にまで成長させ、若手ベンチャーの旗手として知られる。今や2020年にミドリムシを利用した航空機燃料の実用化を目指し、世界の栄養問題にも取り組む出雲氏だが、これまで成功してきた秘訣とは何か。飛躍のきっかけとは何か。そして、アントレプレナーに付きものの愚直さ以外に必要なものとは何かについて聞いた。 ミドリムシは生き延びるために 変化に対応してきた ――今回の企画は「愚直に続けたから成功した、ワケじゃない」というタイトルですが、まず創業から愚直に続けていることは何でしょうか。 出雲困ったことがあったときには、必ず生物に置き換えて考えるようにしていることです。
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