音と映像のイベント、聴覚障害者にも 金沢城で10月、振動伝達機器開発へ 北國新聞社 9月18日(木)3時18分配信 10月に金沢城公園を最新の映像と音楽で彩る「金沢城プロジェクションマッピング」に向け、世界で活躍する映像作家の菱川勢一さん=東京=が聴覚障害者や耳の不自由なお年寄りにも魅力を体感してもらおうと、音楽を振動で伝える機器の開発を進めている。最終調整のため16日に金沢を訪れた菱川さんは「おもてなし文化を大切にする金沢だからこそ、隅々まで行き届いたイベントにしたい」と意気込みを示した。 菱川さんによると、プロジェクションマッピングで、音楽を振動で伝える機器を使うのは国内で初めて。菱川さんは作曲家の清川進也さんや県立ろう学校の生徒と協力し、市販のホームシアター用音響機器をプロジェクションマッピング用に改良した。