2006年のアメリカ映画「バベル」でのアカデミー助演女優賞ノミネートをはじめ、数々の国際映画で活躍する女優の菊地凛子。15年1月1日に俳優の染谷将太との入籍を発表し、最新出演映画「ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト」が2月5日開幕の第65回ベルリン映画祭オープニング作品に選出された彼女が、音楽活動にも力を入れる。2014年12月24日に1stアルバム「戒厳令」(タブー)をリリースして歌手デビュー。2015年はライブ活動も行なう予定だ。プロデュースを手掛けたのは、「WWDジャパン」の不定期連載「服は何故音楽を必要とするのか?」でファッションショーの音楽について執筆する文筆家・ミュージシャンの菊地成孔。「WWDジャパン」では今回のリリースを機に、両者の対談取材を実施し、前編と後編でお届けする。まずは今回のプロジェクトの経緯と音楽性、アートワークについて聞いた。 菊地凛子 1981年1月6日生まれ