72の有人島がある長崎県は、ヤマト運輸を中心とするヤマトグループと連携し、2016年2月10日から島の産品が全国販売される事業「ながさき『しまねこ』プロジェクト」を始動。 ながさき「しまねこ」プロジェクトの概念チャート 店舗単位の取引で「小ロット・多品目納品」を目指す しまねこプロジェクトでは、島の産品の営業、販売、集金、輸送をヤマトグループが担当。同グループが島の産品の流通面を一手に担うことで、営業コスト、配送時間など、島での販路拡大の足かせになっていた不利な条件を改善することが期待されている。 特徴は、飲食店をはじめとする「店舗単位」で取引が行われること。離島地域の産品は生産量に限りがあるため、これまでスーパーマーケットや百貨店の注文数に応じることが難しかった。 しまねこプロジェクトを担当する長崎県企画振興部地域づくり推進課の山浦義次さんは「店舗単位なら小ロットが可能になります。また、