Gmailは、セキュリティやユーザー体験を向上させ、受信者を保護することを目的とし、メール送信者向けガイドラインを厳格化した。具体的には、送信メールを認証すること、未承諾のメールや迷惑メールを送信しないこと、受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにすることが送信者に求められる。これらは2024年2月から段階的に適用が開始されている。Gmailの方針のほか、現在のメールを取り巻く状況や事業者への影響について、メール配信サービス「Twilio SendGrid」を提供する株式会社構造計画研究所の専門役員でメール技術のスペシャリストの中井 勘介氏に聞いた。 Gmailの新たな規制、その目的と開発者への影響とは? 中井氏は、18年前に新卒で構造計画研究所にエンジニアとして入社して、システム開発に従事していた。クラウド技術が注目され始めた10年ほど前、新技術への関心から自ら情報収集やコミュニ
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