「人間中心設計の基礎」に対し、巷ではむつかしいという意見が結構あって、著者として驚いている。短絡的な結論として、今の読者はソフトな食事を好み、歯が丈夫ではなくなったんじゃないか、と考えるようになった。 黒須教授 2016年12月9日 読者のアタマに優しい本 2013年に出版した「人間中心設計の基礎」は、おかげさまで結構売れている。しかし、書評や巷の評判では「むつかしい」という意見が結構あって、著者として驚いている。評価に賛否のある「人間中心設計入門」が企画されたのも、実は、シリーズ編集者の間にそうした意見があったからだ。 僕自身、「人間中心設計の基礎」が難しくないとは思っていない。結構歯ごたえがあるとは思っている。しかし、いろいろ考えた結果、著者としての短絡的な結論として、今の読者はソフトで食べ心地のいい食事を好むようになってしまっていて、そもそも歯が丈夫ではなくなってしまっているんじゃな
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