改めて考えなければならない山上徹也の意味 そして、私たちが日本政治を見るときに、何も気にせず「そういうもんか」と思って受け入れている「組織票」という存在が、利益団体が政治家とつるんで国家の富を政策的に利益誘導する仕組みになっているのだとすれば、それは民主主義のガワを被った封建主義・荘園制とあんまり変わらないのではないかという危惧も持ちます。 政治家の資金パーティーも支持団体が派遣する選挙ボランティアも、見方を変えれば、統一教会が戦後政治で自民党保守傍流に食い込み、政策を左右させてきたということの証左でしょう。 霊感商法など明らかに問題のある取引でも、事件化することなく去年まで大手を振って問題を巻き散らかしてきた構図を打ち崩した山上徹也さんは、本当にテロリストや犯罪者だとだけ扱われるべきものなのか、それとも腐敗し切った戦後政治からの脱却のきっかけを作った立役者とするものなのか、議論が必要なの