インターネット調査会社のマクロミル(東京都港区)が1月に発表したFBの利用状況調査によると、登録時期は「08年」と「09年」の合計が27.2%だったのに対し「10年以降」は65.6%と急増ぶりがうかがえる。 登録している情報は「性別」が87.6%で最も多く、「実名」も78.6%だった。居住地や勤務先なども少なくない。かなりの個人情報が集積されている点に注目し、企業が販促ツールとして利用し始めた。FBの中でも著名人や企業がファンを集めたり広告などに活用できる「ファンページ」を活用し、ネット通販会社などを中心に導入するケースが増えている。 いち早くFBを販促の柱に据えたのが、エスワンオー(同目黒区)だ。ネットマーケティング・広告事業の同社は、ファッション分野進出に当たってアジア市場をにらみFBを活用。同社のブランド「サティスファクション・ギャランティー」は日本では無名だが、アジアでは25万人強