そうか、噂は本当だった。Amazonは“音楽ロッカー”分野に進出するだけでなく、それをGoogleやAppleよりも先にやってしまった。今夜(米国時間3/28)立ち上げた“Cloud Drive”と“Cloud Player”がそれだ。 Cloud Driveは、いわばユーザがAmazon上に音楽を保存しておくためのストレージだ。無料で5GBまで、どんなコンピュータからでもアクセスできる。Cloud Playerは、その名の通りプレーヤーだ。Webからと、Android製品から、このプレーヤーを使える。iOS用のアプリは、まだない〔Appleの規約や今および今後のAppleの音楽ビジネスと衝突/競合することになるので、永遠にないかもしれない。〕。 以下に、詳細を少し: Amazon MP3で購入したアルバムは無料でCloud Driveに置ける–なかなか良いサービスだ。 Amazon MP
今朝(米国時間3/22)Amazonは、同社のAndroid App Storeを公式に立ち上げている。Googleの公式サイトであるAndroid Marketと直接競合するアプリケーションストアだ。Amazonのアプリストアについて本誌は昨年9月に速報し、デベロッパからアプリケーションを受け付けるようになった1月にはさらに詳しく報じた。そして今日はいよいよ、一般消費者向けの開店だ(今日いっぱいかけて作業を進めるのでまだアクセスできないかもしれない)。今朝の立ち上げについてはリークがあったが、Amazonがまだ明かしていない細部についても、一部情報が得られた。 その最大のものは、App StoreにあるAndroidアプリケーション–のほとんど–を顧客がブラウザ上で’試運転’できることだ。そのために、とても興味深い技術が使われている。ユーザが’Test Drive’ボタンをクリックすると
Zaarlyは、3週間前にLA Startup Weekendのコンペで優勝したときは、アイデアだけで実体がないという状態に近かったが、その後ものすごい量の関心を集め、ベータへの参加希望者は数千人に達した。そして最近彼らは、一流の投資家たちから 100万ドルの資金を調達した。 投資家たちの顔ぶれは、Ashton Kutcher、Felicis Ventures、Paul Buchheit、Bill Lee、Naval Ravikant、そしてLightbank(Grouponのファウンダが作ったベンチャーファンド)だ。 まだ社内用のプロトタイプをいじくっているスタートアップにしては、上出来だ。なぜ、こんなに騒がれるのか? まさにこういうものが今、求められているからだ。 Zaarlyは、モバイル専用の逆Craigslistサービスだ。スターバックスのコーヒーを飲みたくなったら、このアプリを
毎年Fortune誌(私が初めて記者の仕事をした場所)は、世界で最も評価されている会社のランキングを発表する。実は、その顔ぶれは例年殆ど変わっていない。Appleは今年で4年連続、当然の如く第1位に輝いた。昨年この会社は、iPadによって全く新しいレベルのタッチコンピューティングを独力で作り上げ、世界で最も重要な企業への道を進んでいる。 Googleは第2位だ(ややこしいことに、Googleの総合スコアは8.22でAppleの8.16より高い ― 実はこれは〈業界〉スコアであり、トップ50スコアとは別物であると担当者は説明したが、名前は「総合スコア」になっている)。Amazonが第7位、Microsoftが第9位に入っている。つまり、上位10社のうち4社がテクノロジー業界である。IBMは第12位だ。その下はリストが雑多になり少々疑問も感じる。Cisco、Intel、Netflix、eBay
3週間前、Googleは、ウサギ年の旧正月を祝って Chrome 10 ベータを発表した。今日(米国時間2/8)、Googleはベータを外したChrome 10の安定版をローンチした。同社によれば、バージョン10はJavaScriptの処理速度がV8ベンチマークで66%も向上しているという(下図参照)。 ダウンロードはここから。 処理速度が速くなっただけではなく、設定も簡易化され(ビデオ参照)、Flashプレイヤー・エクステンションにChromeのサンドボックス・テクノロジーが適用され、安全性もいっそう増している。 また新しくパスワードの同期機能がサポートされた。いったんChromeに頻繁に訪問するサイトのパスワードを覚えさせておけば、別のデバイスからでも即座にログインが可能になった。Chromeではブックマーク、エクステンション、設定、テーマなどがデバイス間で同期可能だ。 〔日本版注:レ
われわれAppleのiOSにおける新しい講読契約の条件についていやというほど(ここ、ここ、ここ、そしてここでも)議論してきた。誰もそうそう一つのことにかかずらってはいられないので、当初の騒ぎはやや収まったかにみえる。しかしこの問題は今後も繰り返し浮上するのは間違いない。なぜならこの新ルールは多数のデベロッパーに深刻な損害を与えるからだ。そうしてその実例が早くも伝えられた。 Readabilityはウェブの記事から広告その他不要な要素を取り除いてユーザーにとって読みやすいものにするサービスだが、iOSプラットフォーム向けにアプリを開発してきた。実際、ReadabilityはInstapaperの開発者Marco Armentの協力を得て開発を行っていた。人気アプリになる可能性は十分あった。しかしAppleはアプリ内定期購読の条件に違反しているとしてApp Storeへの登録を拒絶した。 今日
市場調査の大手、Gartnerが2010年のモバイル・デバイスの販売についてのレポートを発表した。予期されたことだが、エンドユーザーに対するスマートフォンの売上は対前年比で72.1%伸び、全モバイル通信デバイスの19%を占めるまでになった。第4四半期にはスマートフォンは全売上$452M(4億5200万ドル)の22.2%を占めた。2010年の全世界でのモバイル・デバイスのエンドユーザー向け販売台数は16億台で対前年比31.8%の増加となった。 スマートフォンの急成長のおかげでAppleとResearch In Motion(RIM)は世界でのシェアの順位をそれぞれ5位と4位に上げ、SonyEricsson(6位)とMotorola(7位)を抜いた〔2位はSamsung〕。2010年の第4四半期でみると、西ヨーロッパと北アメリカでの販売台数が世界の52.3%を占めている。西ヨーロッパと北アメリ
昨年10月にも取り上げたSparrowをご記憶だろうか。とてもよくできたMac用の新しいメールクライアントだ。最近では多くのメールクライアントがウェブアプリケーション化される中、再度ネイティブアプリケーションの魅力を示そうと開発が進められてきた。これがようやくMac App StoreにSparrow 1.0として公開されるに至った。発表後間もないにも関わらず、アメリカを含む多くの国で有料アプリケーション分野でナンバーワンの地位を獲得しつつある。 価格は$9.99(訳注:日本では1,200円)ながら豊富な機能があり、十分価格に見合うものだと言える。以前の記事にも記したように、SparrowはTweetie for Mac(現在はTwitter for Macとなっている)のルック&フィールをメールに持ち込んだもので、主にGmailを扱うためのクライアントだ。現在のところ依然としてベータ版で
FacebookのCEO Mark Zuckerbergは、昨年11月に、メッセージングのプラットホームを導入するにあたって、Messages製品の戦略的背景にあるものは、ティーンエイジャーたちがeメールを見捨てつつあることだ、と言った。 “高校生たちはメールを使わない。SMSを大量に使っている。お互いにメッセージを送り合いするためには、SMSやIMのような軽いものがよいようだ。” 2010年のデジタルトレンドに関するcomScoreの報告書も、Zuckerbergの主張のある部分を裏書きしているようだ。これから避けられないのは、FacebookやTwitterのようなソーシャルなメッセージングプラットホームとモバイルによるコミュニケーションがオンライン時間を支配することだ。それとともに、Web上のeメール(略称: Webメール)は衰退する。2010年のWebメールの利用時間は、前年比で8
昨夜(米国時間2/1)、New York Timesは「Sonyの eリーダー・アプリがAppleのApp Storeへの登録を拒絶された。理由はApple独自のアプリ内課金システムを利用していなかったため」と報じた。 さらに悪いニュースは、Appleはアプリ外で販売されたコンテンツをダウンロードするアプリを拒絶することにしたらしいという点だった。そうであればAmazonのKindleプラットホームにとって重大な問題だ。 これについてAppleの広報担当者は次のような声明を発表した。 われわれはデベロッパーに対するガイドラインやサービス提供約款を変更していません。ただし、われわれはアプリがアプリ外での課金を許している場合には、アプリ内での課金機能も設けるよう求めることにしただけです。 はて? Appleは約款もガイドラインも変更はないという。それだけ聞くとNew York Timesの記事
編集部より:ゲストライターの Semil Shahは、デジタルメディア、消費者向けインターネット、ソーシャルネットワークなどに関心を持つ起業家である。本稿はQuoraに関する連載3回の最終回(第1回と第2回はこちら)Shahはカリフォルニア州パロアルト在住。Twitterアカウントは@semilshah。Quoraではここにいる。 今や誰もがQuoraについて意見を持ち、いつ母親にフォローされるかと待っている。先週Quoraは、Crunchiesのベスト新スタートアップ賞を獲得しただけでなく、高まる懐疑説の標的となった。この会社の上昇ぶりについて書かれた多くの記事が出回っている。Wall Street JournalのKatherine Boehretはレビュー記事の中で、Quoraを「魅力のないギークで説明の不親切」な場所であると評した。GigaOMのMatthew Ingramは、同サ
本誌界隈では、Viberが大人気だ。先月iPhone用が登場したときは、ライターのRobin Wautersが“びっくりするほどよくできてる”(amazingly amazing)と大絶賛した。3GやWiFiで完全に無料のVoIPができるアプリケーションだが、Skypeという不敗の巨人に挑もうとする若いドンキホーテたちの一人でもある。しかし仮にViberが、モバイルVoIPの市場でSkypeのシェアを大きく奪えなかったとしても、競争があることは絶対に良いことだ。 Vibersはこれまで、iOS用のバージョンしかなく、またViber同士でないと通話ができないから、この無料インターネット電話の恩恵にあずかれるのはiPhoneやiPod Touchのユーザに限られていた。でもViberは、Android版を出すと約束していた。そして今日、それがいつ出るのか、分かってきた。 今朝(米国時間1/27
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