【ワシントン=山本貴徳】トランプ米大統領は27日、ウィスコンシン州で開いた集会で「安倍首相は、日本企業が400億ドル(約4兆4600億円)を米国の自動車工場に投資すると話した」と述べた。 安倍首相との26日の首脳会談の内容を説明したとみられる。トランプ氏は、安倍首相に対日貿易赤字への不満を改めて伝えたことを明かし、日本との新たな貿易協議を通じて赤字を削減することに意欲を示した。安倍首相について、「彼は(日米貿易を)公正にするだろう」と期待を示した。 安倍首相は26日の日米首脳会談で、トランプ政権発足後に日本企業が米国に230億ドルを投資したと説明していた。トランプ氏は投資額の詳しい内容は明らかにしていない。 一方、トランプ氏は27日、記者団に、安倍首相とワシントン郊外でゴルフをした後、再び会談したと明らかにした。貿易交渉や防衛協力などの日米関係は「順調だ」と述べた上で、「日本は大量の防衛装