マレーシアのマハティール・モハマド首相(2018年11月17日撮影、資料写真)。(c)SAEED KHAN / AFP 【3月7日 AFP】マレーシアのマハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)首相(93)は7日、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領による中国を重視した政策の影響で中国人労働者が大量に流入しているフィリピンに対し、外国人の流入は「政治的均衡を乱す」恐れがあると警告した。 昨年末にフィリピン上院の審理で明らかになったところによると、2016年のドゥテルテ氏就任以来、少なくとも20万人の中国人がマニラに流入。その多くは中国人ユーザーを対象とした複数のオンラインゲーム企業に雇用されている。 これがきっかけで懸念の声が上がり、中国人流入が地価上昇を招き、フィリピン人の職を奪い、税収にも影響していると主張する政治家も出てきた。 マハティール氏は