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2009年2月4日のブックマーク (1件)

  • 「杉原」を「すいはら」と言う「名目(みょうもく)読み」とは - 言語楼-B級「高等遊民」の戯言

    (第109号、通巻129号) ここ2、3週間、漢字の読み方をテーマにしたブログを書いてきたが、その過程で「名目読み」なる用語と出合った。「めいもく」ではなく「みょうもく」と読む。何冊かの辞書、参考書類を見ると、決まって漱石の『吾輩はである』からの一節が引用されている。 「杉原(すぎはら)と書いて、‘すい原’と読むのさ」 「妙ですね」 「なに妙な事があるものか。名目(みょうもく)読みと云って昔からある事さ。蚯蚓(きゅういん)を和名(わみょう)で‘みゝず’と云ふ。あれは‘目見ず’の名目よみで。蝦蟇(がま)のことを‘かいる’と云ふのと同じ事さ」 「へえ、驚いたな」 「蝦蟇を打ち殺すと仰向きに‘かへる’。それを名目読みに‘かいる’と云ふ。透垣(すきがき)を‘すい垣’、茎立を‘くゝ立’、皆同じ事だ(以下略)」 《注1》 そもそも「名目読み」とは何のことか。小型の国語辞典の中には載っていないものもあ

    「杉原」を「すいはら」と言う「名目(みょうもく)読み」とは - 言語楼-B級「高等遊民」の戯言