大阪市立大学の学生が個人で執筆・出版した「電気基礎」の教科書が旭川工業高校で採択され、2013年4月から授業で使われることになったそうだ(大阪市立大学のプレスリリース、 大学の広報記事)。 教科書を執筆したのは工学部4年生の山下明氏。2年生の時に執筆して文部科学省の教科書検定に申請。文部科学省から1年後に通知された検定意見に従って内容を修正し、2012年1月30日に検定に合格していた。執筆にあたり、「ですます調」を使用してわかりやすい説明を心掛けたほか、内容を絞ってページ数を減らし、電磁気学について大学で習う記述に修正するなどの工夫をしたという。 山下氏は4月から工業高校の教師として教壇に立つ。今後も働きながら教科書の執筆を続けていきたいとのことだ。