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ブックマーク / www.s.u-tokyo.ac.jp (4)

  • 乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    佐野 雅己(物理学専攻 教授) 玉井 敬一(物理学専攻 大学院生(博士課程1年)) 発表のポイント 整った流れ(層流)が乱れた流れ(乱流)に遷移するときに従う普遍法則を実験で見いだした。 最大級のチャネル実験装置を製作すると同時に、普遍的な法則の検証に必要な新たな測定解析手法を考案したことが発見のポイントだった。 乱流への遷移の理解は省エネルギーなどに不可欠であるだけでなく、自然界に普遍的に存在する不規則現象の理解に繋がる。 発表概要 我々の回りは空気や水などの流体で満ちています。整った流れは層流と呼ばれ、乱れた状態は乱流と呼ばれます。しかし、層流がいつどのようにして乱流に遷移するのか、そこにどんな法則があるのかは、130年以上にわたる未解決問題でした(注1)。流体の方程式が非線形性(注2)のため数学的に解けないことや、実験的にも乱れの与え方にさまざまな可能性があることが理解を阻んできまし

    乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
    s_shisui
    s_shisui 2016/02/17
  • 体内時計を駆動する日周性酵素反応を発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    概要 全身の細胞で時を刻む体内時計は、さまざま生理機能が最適な時刻に働くベースとなる。現代社会のライフスタイルによる体内時計の乱れは、生活習慣病、癌等のさまざまな疾患の増加の一因となっている。体内時計は、いくつかの時計タンパク質で構成される中核ループと、複数の調節ループが互いに歯車(ギア)として巧みに噛み合って、1日周期で作動している。今回、東邦大学医学部の田丸輝也講師、東京大学大学院理学系研究科の小澤岳昌教授らは、体内分子時計の複数の歯車を連動させるクリティカルな歯車(調節ループ)として、CK2という酵素による時計タンパク質BMAL1の日周性リン酸化反応のプロセスを、光を利用したリアルタイム測定などで捉え、日周性酵素反応の振動メカニズムを解明した。この振動には、時計タンパク質CRY(クリプトクローム)による酵素活性の抑制が重要な役割を果たしていた。 成果は日周性酵素反応を標的とする新た

    体内時計を駆動する日周性酵素反応を発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
    s_shisui
    s_shisui 2015/11/16
  • 自然界で最も低密度の液体 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表のポイント どのような成果を出したのか 2次元空間に閉じ込めたヘリウム3の単原子層膜が、絶対零度まで10分の1度以下から千分の2度に至る超低温で、自然界で最も低密度の液体に自己凝縮することを発見した。 新規性 基底状態が気体となることが理論的に予測されていた唯一の物質である2次元ヘリウム3が、非常に低密度の液体ではあるが、液化することが実験的に分かった。 社会的意義/将来の展望 量子多体系に対する従来の理論計算に再考を促し、その発展を促すインパクトがある。量子系の気相 — 液相転移の制御パラメータに次元性が加わったことで、自然界に存在する多様な量子流体のより深い理解に寄与する。 発表概要 物質は一般に、低温では構成粒子の自由な運動が少なくなり、やがて固体となる。しかし、質量が小さく量子性の高い粒子からなる物質は、絶対零度でも固化せず液体や気体にとどまる可能性があり、量子液体・量子気体と

    s_shisui
    s_shisui 2012/12/27
  • 葉のアイデンティティーを確立する因子を解明 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 塚谷 裕一(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) 堀口 吾朗(立教大学理学部生命理学科 准教授) 兼井 麻利(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程4年) 発表のポイント 葉のアイデンティティー確立のために必須な因子を特定 子葉をつくる過程では、根の形成プログラムを抑制する必要があることを示した 身近で誰もが知っている「葉」という器官の成り立ちについて、予想外の背景があることを明らかにした 発表概要 一般的に生物の体づくりにおいて、どこに何の器官を作るのかは、厳密に決められています。植物の場合、地上部に茎と葉を、地下部に根を作ります。これは種子植物全体にあてはまる大原則です。今回、東京大学大学院理学系研究科大学院生の兼井麻利を中心とした塚谷裕一教授らの研究グループは、シロイヌナズナを用いた解析により、子葉が子葉になるためには、2つの遺伝子の働きが必須であるこ

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    s_shisui 2012/07/04
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