28日午後8時半ごろ、神奈川県茅ケ崎市のJR茅ケ崎駅南口にある上りエスカレーターで、70代の男性3人が上段から次々と倒れ、最下段にいた東京都大田区矢口、書家、小川義雄さん(77)が後頭部を強く打ち、29日未明に病院で死亡した。茅ケ崎署は司法解剖をして死因を調べ、2人から事情を聴いている。 署によると、3人は知人同士で、1段おきほどの間隔でエスカレーターに乗っていた。最上段の男性(76)が振り向いて話しかけようとした際に足を踏み外し、2番目の男性(73)が受け止めようとしたが、さらに小川さんにぶつかった。 エスカレーターは全長約14メートルで、小川さんが倒れたのは5メートルほど進んだところだった。 小川さんは子供に書道を教えるなどしており、28日午前から書道仲間計6人でゴルフをした後、茅ケ崎市内で食事をし、3人は帰宅途中だった。