6月3日、アニメ製作会社ゴンゾ(旧GDH)は、平成21年3月期(20年4月~21年3月)の通期決算を発表した。当初予定よりおよそ半月遅れての発表となる。 発表された数字は売上高が業績予想の61億円から63億3200万円となったが、利益面では、これまでの予想を大きく下回った。また、同社の監査法人が決算書類に対しての意見表明を行わないことを明らかにするなど、極めて厳しい状況になっている。 営業損失は21億2000万円、経常損失は23億5100万円、当期純損失は34億100万円である。いずれも昨年に続く大幅な赤字となった。 これはいずれも業績予想を下回っている。ゴンゾは予想との差異について、DVD市場の低迷と北米市場の厳しい環境を挙げ、そうした現在のアニメ市場やグループのこれまでの売上実績など踏まえ、グループ資産の将来の回収可能性を、より厳格、保守的に見直しためとしている。 事業別では、アニ
映像制作などのティー・ワイ・オーは今年7月1日付けで、アニメ制作の連結子会社ゆめ太カンパニーとハルフィルムメーカーを合併することを明らかにした。 ゆめ太カンパニーがハルフィルムメーカーを吸収合併するかたちで事業を統合し、合併後ゆめ太カンパニーは商号をTYOアニメーションズに変更する。合併比率は1対1、統合後の資本金は2000万円、代表取締役には、ゆめ太カンパニーの山口聰代表取締役とハルフィルムメーカーの春田克典代表取締役の両氏が就任する。 株式の持株比率はティー・ワイ・オーが83.3%保有するほか、山口聰氏も16.7%保有する。ゆめ太カンパニーの平成20年の売上高はおよそ4億4000万円、ハルフィルムメーカーの売上高は10億2000万円、両社の売上高の単純な合算は15億円程度になる。 また、当期利益はゆめ太カンパニーは4300万円の黒字であるのに対して、ハルフィルムメーカーは2億800
平成21年2月期の通期決算開示が遅れていたブロッコリーは、4月30日にこの発表を行なった。連結決算は平成20年2月期に引き続き赤字となり、その幅も拡大するなど厳しい数字となっている。 連結売上高は前年比4.0%減の97億1300万円、営業損失は4億4800万円(前期6900万円の損失)、経常損失は4億9300万円(同6900万円の損失)、そして当期純損失は8億3800万円(同2億1800万円の損失)である。 なお、本来の決算短信開示は、決算終了から45日内に行なわなければいけない。今回の開示の遅滞についてブロッコリーは、特別損失の特定・算定処理に時間を要したためと説明している。 売上高の減少に較べて利益面での落ち込みが厳しいのは、売上総利益率が前年同期より3ポイント減少したためである。 これは、自社製品の取扱比率が減少したためである。また、小売店舗のブランド再構築で、在庫の整理と圧縮
アニメ製作・オンライン事業のGDHは、3月31日付けで、オンラインゲーム事業子会社ゴンゾロッソの全株式を投資事業会社の中小企業サービス機構に売却することを明らかにした。 GDHは、現在ゴンゾロッソの株式の54.56%を保有する。今回の売却で、オンラインゲーム事業を全面的に切り離し、同社はアニメ製作事業に特化する。GDHは4月1日からアニメ制作子会社ゴンゾを吸収合併し、社名をアニメスタジオのブランドで知られるゴンゾに変更することを明らかにしている。4月以降は、アニメ製作に特化した会社として新たにスタートを切る。 売却されるゴンゾロッソは平成20年3月期の売上高が16億3500万円、3600万円の利益を上げていた。今回の株式の売却価格は6億7000万円である。 ゴンゾロッソはGDHの中核事業のひとつであるオンラインゲーム事業を担ってきた。また、『ドルアーガの塔』シリーズのようなアニメとオン
首都圏地上波キー局のひとつであるテレビ東京は、この4月からあらたにアニメ関連事業に特化したアニメ局を新設する方針である。これは2月26日行なわれた島田昌幸社長の定例記者会見で明らかにされた。 島田社長によれば、新局はアニメ業務推進部とアニメ事業部、アニメ制作部3部構成を検討している。さらにアニメ部はおよそ25人規模の体制を念頭に置く。このアニメ局の社員については、社員公募を行なっているとし、同社の戦略事業局となるようだ。 現在、テレビ東京のアニメ事業は、コンテンツ事業局の下にアニメ事業部、編成局の下にアニメ放送部がある。いずれも局の下部を構成する部としの位置づけである。また、制作局、営業局には、独立したアニメ関連の部はない。 今回のアニメ局の新設は、こうしたばらばらに展開されているアニメ事業をより、統合的に扱う狙いがあるとみられる。同時に、テレビ東京のアニメ事業への重視を示している。
米国最大のコミックス、マンガ、グラフィックノベル専門の出版取次ぎダイヤモンド・コミック・ディトリビューター(Diamond Comic Distributors)が、大手マンガ出版社VIZメディアの商品1000点以上の取り扱いを停止するとして波紋を呼んでいる。米国のコミックス情報ブログComics212の記事で明らかになった。 Comics212によれば、この情報はダイヤモンド・コミックが同社の取引先に直接伝えたものである。リストにあがった作品は、現在の在庫がなくなったあとは追加の発注は行なわないという。 取引を停止する作品には『名探偵コナン』や『テニスの王子様』、『金色のガッシュ!』、『めぞん一刻』といった人気作品が含まれている。さらに『NARUTO』のDVDやムック本などもリストに挙がるなど、かなり大胆な取り扱作品のリストラである。 ダイヤモンド・コミックは北米最大のコミックス専門
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く