舞台『ハングマン』が5月に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターほかで上演される。 2015にロンドンで初演され、翌年に『ローレンス・オリヴィエ賞』最優秀作品賞に輝いたマーティン・マクドナー作の舞台『ハングマン』は、「1965年の絞首刑廃止の余波」をブラックユーモアを交えて描いた作品。1963年のイングランドで、刑務所の絞首刑執行人ハリーが冤罪を訴える連続婦女殺人犯に強引に刑を執行するが、死刑制度が廃止になった1965年に事件の真犯人であることをにおわせるロンドン訛りの男がハリーの前に現れるというあらすじだ。 日本初演となる今回は長塚圭史が演出。長塚がマクドナー作品の演出を務めるのは同作で4作目となり、これまでにマクドナー作品で『第4回朝日舞台芸術賞』『第14回読売演劇大賞』優秀演出家賞などを受賞している。翻訳は小川絵梨子が担当。キャストは後日発表される。