「音楽家の手」の専門医として、研究と診察のため日本全国、世界各国を飛び回っている酒井直隆先生。権威ある医学者であると同時に、熱烈な音楽ファンでもある酒井先生の講座では、「手」の構造や動きのメカニズムに関する医学的な解説はもちろん、音楽の歴史やピアニストについて繰り広げられる刺激的で博識なトークが大反響を呼んでいます。ムジカ・ノーヴァでも長期連載「ピアニストの手」を受け持つ先生に、お忙しいスケジュールの合い間を縫ってインタビューに応じていただきました。 ◎ 音楽家の専門外来を開いて診療されている酒井先生ですが、ご自身は音楽を専門的に勉強されたのですか? 「本格的に没頭したのは大学入学後ですね。大学生になってからは、勉強以外はほぼ音楽漬けの毎日でした。時間があれば部屋で音楽を聴いたり、ピアノを習いに行ったり、コンサートに出かけたりしていましたね。授業をこっそり抜け出してレッスンに行き、何食わぬ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く