囲碁・将棋、自動運転など人工知能(AI)関連ニュースが連日メディアをにぎわしている。政府もAI革命の後押しにいろいろな政策をぶち上げている。「しかし」である。実際にAIを現場で扱っている私たちからみると大疑問符な政策が進行中だ。 総務省主導の「AI開発ガイドライン」の素案論点が先日公表されたが、これが開発者を萎縮させる効果絶大の内容となっている。要するに「新しいものはよくわからないし危ないから、開発者に説明をしてもらい、責任もとってもらおう」という中身なのだ。「透明性」をうたい文句に「AIの中身を公開しろ」とも。これでは苦労して開発したロボットや自動運転の制御技術の勘…
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