印刷 民家2軒に押し入り2人を殺害、1人に重傷を負わせたとして強盗殺人罪などに問われた熊本市城南町丹生宮(にうのみや)、無職田尻賢一被告(40)の裁判員裁判の判決が25日、熊本地裁であり、鈴木浩美裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。全国の裁判員裁判で死刑判決は9例目。 判決によると、田尻被告は今年2月、熊本市渡鹿2丁目の会社役員宅で役員の妻(当時65)の首や胸などをバタフライナイフで多数回突き刺して殺害。現金約10万円などを奪ったほか、帰宅した役員の腹なども刺して重傷を負わせた。2004年3月には熊本県宇土市走潟町の医師宅で医師の妻(当時49)の頭や顔などをスパナで何度も殴ったうえ、胸も包丁で刺して殺害し、現金約18万円を強奪した。 田尻被告は起訴内容を認め、量刑が最大の争点となっていた。検察側は最高裁が1983年に示した死刑選択の永山基準に沿い、「犯行は執拗(しつよう)で残虐。今後も
熊本市と熊本県宇土(うと)市の民家に押し入って計3人を殺傷、現金を奪ったなどとして強盗殺人罪などに問われた熊本市城南町、無職、田尻賢一被告(40)の裁判員裁判で、熊本地裁(鈴木浩美裁判長)は25日、求刑通り死刑を言い渡した。 判決によると、田尻被告は04年3月13日、宇土市走潟(はしりがた)町の医院長宅に侵入、妻の中津千鶴子さん(当時49歳)の頭や顔をスパナで殴るなどして殺害し、現金18万3000円などを奪った。また今年2月23日、熊本市渡鹿(とろく)の会社役員、右田孝治さん(72)方で、妻美子さん(当時65歳)を刺殺し現金約10万円など強奪。更に帰宅した右田さんの胸などを刺し大けがをさせた。 田尻被告は熊本市の事件後に出頭し、逮捕後、宇土市の事件を供述。弁護側は両事件とも自首の成立を主張したが、検察側は宇土市の事件について、被告が取り調べで供述しており自首には当たらないと指摘していた。【
Accurately conveying Japan, present and future, to the world. Mission Providing trustworthy information that deepens understanding of, and generates interest in, Japan. 世界中で、日本に興味を持つ人を増やし、日本についての理解を深めるために、私たちは、信頼できる情報を提供します。 Vision Contributing to a better world through the promotion of mutual understanding between Japan and various international communities. 日本と世界の相互理解を推進することで、よりよい世界の実現に貢献します。
路上で男性の顔を殴って転倒させて死亡させたとして傷害致死罪に問われた足立区綾瀬、出版コンサルタント、吉野量哉被告(43)の裁判員裁判で、東京地裁(芦沢政治裁判長)は24日、弁護側が主張した正当防衛の成立を認め、無罪(求刑・懲役5年)を言い渡した。 吉野被告は昨年11月、自宅近くの路上で男性(当時57歳)の顔を複数回殴って転倒させ、脳挫傷で死亡させたとして起訴された。 判決は暴行と死亡の因果関係などを認めつつ、酒に酔っていた男性が先に因縁をつけて殴りかかったり、転倒後に被告が周囲に119番を依頼した経緯などから「防衛の意思で殴ったことを否定できず、殴打の回数や力の程度をふまえても防衛手段の相当性の範囲内だ」と結論づけた。【和田武士】 〔都内版〕
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く