情報システム担当者の持つべきスキルセットに変化が生じている。IT専門の調査会社、GartnerでCIO(最高情報責任者)を務めるダルコ・ヘリック氏に聞いた。 クラウドコンピューティングの普及により、情報システム部門の役割が変わると言われている。サーバなどのインフラをデータセンターから利用する場合に、サーバの保守運用などの従来型業務が必要なくなるのは想像に難くない。 この動きが広がると、情報システム担当者の持つべきスキルセットにも変化が生じると考えられる。その変化の本質はどこにあるのか。IT専門の調査会社、GartnerでCIO(最高情報責任者)を務めるダルコ・ヘリック氏に聞いた。 ヘリック氏は「新スキルは他社との関係を築く“リレーションシップマネジメント”である」と指摘する。従来、インフラ管理などをするイメージが強かった情シス部門の仕事の役割が、今後はよりビジネスにかかわってくるという。