「味がわからない。」 僕はこの表現をとても気に入っている。「不味い」とか「苦手」というよりも遥かにワードセンスが光っている。この表現は高校生の頃に英語の先生に教わった。苦手なものを「苦手」。嫌いなものを「嫌い」と言ってしまうと自分の世界が閉じる。しかし、「味がわからない」と表現すると、“今はまだ美味しいと思える段階に至ってない”という可能性のある言葉になる。他人も、今の自分も否定することにはならない素晴らしい表現だ。使い時は限られているが、ハマれば女子大生だってイチコロなはずだ。 JD「納豆って嫌いなんですがハチ(俺)さんは食べられますか?」 俺「僕も納豆の味はよくわからなくて、好んでは食べないよ~」 JD(きゃ! なんて素敵な表現! ハチさんすき///) 使う時のシーンのイメージはだいたいこんな感じだ。 僕は納豆が嫌いだった。でも、18歳の頃に覚醒し、納豆好きになってしまった。焼き魚も苦