「一眼レフ・システムは,多種多様な組み合わせを満たすよう本体寸法に余裕を持たせなければならない。これが本体とレンズを大きく重くしている。我々は新製品のGXRで,撮像素子とレンズが『最もコンパクトで最も高画質』になるように組み合わせた」(リコー パーソナルマルチメディアカンパニー プレジデントの湯浅一弘氏)。 リコーは,撮像素子とレンズが一体になった「カメラ・ユニット」を交換できるデジタル・カメラ「GXR」を発表した(ニュース・リリース)。コンパクト・カメラの軽快さと,一眼レフが持つ拡張性や高画質を共に実現することを狙った。撮像素子とレンズが別体にならないので,レンズの小型化を追求しやすい。また,撮像素子上のマイクロレンズを一つのレンズに特化して配置できるので,周辺光量の低下を容易に避けられる。 発売は2009年12月上旬。当初から販売するカメラ・ユニットは2種類ある。液晶モニタなどを備えた