■ 続・Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根 明日から、Winny作者著作権法違反幇助事件の控訴審が始まるそうだ。個人的心情としては、金子さんには無罪になってほしいと思うが、そのためにWinnyに対する評価がねじ曲げられたり、学究的真理が歪曲されるようなことがあってはならない。このことについては地裁判決が出る前日の日記に書いた。 Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根, 2006年12月12日の日記 それから2年もの月日が流れたが、その間にも懸念していた状況は続いた。特に、一審では検察側が、作者がアップデートを続けていたことを幇助とみなす理由の一つとしたことから、アップデートが許されないことによってウイルス被害が続出しているというアピールが展開された。金子氏本人も一審の公判で、フラッシュメモリを手にとって裁判長に見せるアピールをしていた。ソ